青言師の青峰です。
『青言葉』を伝え始めてから、言葉の意味について聞かれることが増えました。
今日は「充分」と「十分」の違いについて、意味を整えておきたいと思います。
言葉に関しては歴史も含めて、色々な考え方があると思いますが、ここでは青言師としての解釈としてお伝えしています。
「充分」はただ充たされている状態
充分には漢字にも含まれていますが「充たされている分量がある」という意味になっています。
基準や上限は無く「充たされていれば」よいので、使いやすいのはこちらのほうです。
文字としても読み間違えないので、理由がとくになければこの表現で進めるとよいです。
「十分」はみたされる量ぴったりまである状態
十分については「十割分」つまり、みたされる100%の状態という意味です。
そのため、数値でみたされる量が示せる状態であり、それを100%あるという状態になります。
「じゅうぶん」という表現方法もある
「充分」「十分」の他に「じゅうぶん」という表現もあります。
基本的にはひらがなで表現すると「両方の意味をとれる形」になるので、どちらとも言える場合やどちらか判断がつかない場合にはひらがながよいと思います。
文章に漢字が多い場合なども、柔らかい表現へ変化させるために入れたりすることもあります。
「満たされる」と「充たされる」と「みたされる」
「じゅうぶん」を説明する場合に関わる3つについても少し整えておきたいと思います。
満たされる
上限があるものに対して、みたされた状態を言います。
パンパンになっているようなイメージです。
満タン、満月や満潮など、最大値が決まっている状態はこの漢字が使えます。
充たされる
上限がないものに対して、充たされる場合はこの表現がよいと思います。
幸せな気分で充たされるなど、増えても困らないような場合に使えます。
緩い感じに包まれてみちているイメージです。
みたされる
ひらがなで記載すると複数の意味を持てます。
「満たされる」「充たされる」のどちらも言えそうな場合や、どちらが適当かわからない場合にはひらがなで伝えるのがよいかもしれません。
言葉の疑問があればLINE@で受け付けています
いかがでしたでしょうか。
言葉一つで世界が変わりますので、言葉の違いを認識して遣うことは重要です。
逆に間違って遣ってしまうと、意図せず相手を傷つけてしまうことにもつながってしまいます。(そして自分も傷つきます)
なので、言葉の疑問があれば解消してから遣ってほしいと考えていて、言葉の疑問をLINE@で募集しています。
素朴な疑問でもよいので、LINE@で質問をいただけたらと思います。
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